2023年1月、私は愛方(夫)を亡くしました。
前回、1記事目である「自己紹介」記事にて書いた40代からの「お楽しみタイム」を目前にしての事でした。
必死に生きた20代後半〜30代を終え、息子も成人し、これからの時間を夫婦2人で楽しもうとしていた矢先です。
「見た事の無い景色を見に行く」
「様々な土地を見て終の棲家である場所でも探そうか」
「慌ただしく生きてきたお互いの人生、これからはゆっくりと…」
そんな目的で、「日本一周車旅」を考えて車も買い替えた所でした。
大きな病気などなく、普段はかかりつけ医と呼べる病院を持たないほど病院へお世話になる事が無い私達でしたが、愛方(夫)が体の異変を感じ、近所の病院で血液検査をしてから亡くなるまでの期間は5ヶ月。
緊急入院から始まり、コロナの期間も相まって面会もできない日々の生活、そして病気との向き合い、介護生活…。
とにかく日々必死で、急に突きつけられた現実と向き合う事と、とにかく前向きに考えるようにしていましたが…一緒に人生を歩み続けることは叶いませんでした。
愛方の病気は「肺がん」。
病気が分かった時は「ステージⅣ」、それも容態が悪いb期。
咳の1つも出ていなく、血液検査をした近所の病院で撮影したレントゲンでも所見なしと診断されたほどでした。
「未来を見通す水晶玉は誰も持ち得ない」
「自分の未来がどうなるか?は誰にも分からない」
人生何が起きるか分からないものです。
まさか自分がこのような人生を送ることになるとは思ってもみませんでした。
今日の1日は決して当たり前ではない、その事柄を忘れてはいけないんですよね。
あと2ヶ月で愛方がこの世を去って2年という月日が経ちます。
まだ2年のような…もう2年のような…
とにかくやらなければの目の前の事を実践したり、御縁に恵まれていただいたお話にのってみたり…
とにかく行動を重ねてきました。
新しい何かに挑戦する事は、楽しみな半面とても不安でその一歩がとても重くもなるもの。
でも、踏み出さなければ何も変わらない。
急に突きつけられた現実は、私に不安と喪失感を与えました。
でも、日々は動いています。
「どう生きたいのか?」「どうありたいのか?」
自分自身と対話し、出た結論。
それは…
『自分らしく生きたい』
という事。
それは、簡単なようで難しいこと。
自分らしさとは?日々問う毎日です。
「まずは少しでも後悔のない人生にできるように…」
そう思いながら日々行動しています。
やる後悔よりもやらなかった後悔が遺ると言われているものです。
今現在健康な私も、明日目覚められるか分かりません。
これから数分後に何かが起こり、この世を去るかもしれません。
生を受けた以上、いつか終を迎える。
それは皆同じ。
一度きりの人生、まずはやってみよう!
自分の感覚を研ぎ澄まし、御縁をいただけるなら色んな事に挑戦しようと決めました。
行動しないと不安に狩られるからという正直な気持ちもあります。
「やってみないと分からない」
「やってみて駄目だったら辞めれば良い」
そして何より…
『今日が一番若い日!』
私に勇気を与えてくれたこの言葉を胸に、日々切磋琢磨しています。
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